杜氏になった女性の話を真剣に聞く横山さん。
蔵主なので大丈夫かと思ったら、職人の人に話もしてもらえなかったのだそうです。
日本酒の世界は区切って女性を入れないようにしていたりしているのに、いざ人手が無くなると女性に継がせて、さらに無視するというのは酷いです。
ただこういった習慣の起源はなかなか確定しがたいもの。ぐぐってみると泊まり込みの仕事でもあるし男だけの方が規律面からも造りやすかったのではないかという意見があり、確かに武士が仕事先に女性を帯同しないように、動きやすいしトラブルを避けられる側面があるでしょう。
こういう実用的な側面に伝説をこしらえて女人禁制だからという説明を付けていたものを、どこかで女人禁制だから、という「概念」にすり替わって刷り込まれてしまったのではないかと予想。
こういうのは大体明治を区切りに変質しているものが多く、そこに注意しながら歴史を手繰っていく必要があると考えます。
ただ、段取りをうまくやって早くから来て一人で仕事をするようにすると自然にみんな付いてきてくれるようになったのだそうです。
江戸時代のお坊さんの話しでも女子禁制というのはおかしいのではないかと言われて、男子禁制の所もある、と即座に言い返したものがありますけど、上下では無く分けておいた方がトラブルが少ないというのが先人の智慧だったのでしょう。
ここら辺の意を汲んで、考え合わせながら現代という時代に合わせて、変えていく必要があると考えます。
花火大会はとても楽しそうで、良い笑顔です!
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