最後はあささんの遺言のような独白で終幕。
頭と胸を抑えて「人の気持ちをおもんばかることの出来る優秀な頭脳と、柔らかい心、それさえあったらそれで充分なんだす」
というメッセージ。(全文は(http://www.nhk.or.jp/osaka-blog/asagakita/241425.html))
明治当時の人の話とか態度を観察しているとほとんど、どれだけ西洋の技術を習得したかでしか人を計っていないんですよね。
もしかしたらそれは今もずっと続いているのかもしれない。
それに比べて近世以前というのはそういう人の中の心や本当の機知が重んじられた時代でした。明治にもそれに気づいていた人たちは最近の学者は知識があっても頭が悪いといっていたようです。
そういう現代に思い出されてきたことを江戸時代は嘉永生まれのあささんの台詞として語らせた、江戸期から現代に橋をかけるような最終回だったといえるでしょう。
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