行って参りました。
なんとなくふらふら~っとサントリーホールに行ってしまって改修中でびっくり!
2時に合わせて行っていたので開演には余裕をもってNHKホールに間に合うことが出来ました。
代々木公園の台湾フェスでかき氷も食べましたよ!
楽器体験もしてきたんですけど、楽しいのですが本当に触れただけで終わってしまうのが残念。あらゆる楽器を初等まで習えるような場があったら音楽への理解が深まるだろうに。
「エンター・ザ・ミュージック」とかいろいろ紹介してくれますけどやっぱり触れられないのが歯がゆいですよね。
入り口で配られるプログラムにはサイリウムが入っていてびっくり!ここでは「ケミカルライト」と呼ぶらしい。
生田どんファンに向けた心憎い心配りといえるでしょう。私はほとんど振ったことがありませんが。
「プリンセス・オン・クラシックス」という副題で舞台の背景はお城仕様。出演者でお姫様というとやっぱり生田どんしかいないので、すべてが生田どんに焦点が絞られて構成された音楽会なんだなと思いました。
ソロでコンサートに出るのが初めてなのですごく緊張していた、と生田どんが言っていましたけど、あとでみてみるとやっぱりメールも着ていなくて、余裕がなかったんでしょうね。
会場を見渡してもいかにも生田どんファンの人が多かったし私の席の周囲もそういう人に囲まれていたような。
終演後もあちらこちらから「生ちゃん、生ちゃん」と聞こえてくる感じで生田どんファンはすごく多かったですね。
すさまじい客層開拓の力!
曲は
ディズニー「ファンタズミック!」― メイン・テーマ
バレエ音楽「眠りの森の美女」― ワルツ(チャイコフスキー)
「夏の夜の夢」の音楽 ―「結婚行進曲」(メンデルスゾーン)
交響組曲「ドラゴンクエストV ― 天空の花嫁」― 「序曲のマーチ」「王宮のトランペット」「愛の旋律」「戦火を交えて~不死身の敵に挑む」「結婚ワルツ」
「アナと雪の女王」―「生まれてはじめて」(新妻/生田)「とびら開けて」(生田/津田)「レット・イット・ゴー」(新妻)
「塔の上のラプンツェル」―「輝く未来」(生田/津田)
「エリザベート」―「私だけに」(新妻)
雅の鐘(J.ウィリアムズ)
組曲「惑星」―「木星」(ホルスト)
という構成。
出演者は
指揮:渡邊一正
ボーカル:新妻聖子
ボーカル:生田絵梨花(乃木坂46)
ボーカル:津田英佑
ナビゲーター:平井理央
の方々です。
演奏は何となく「プリンセス・オン・クラシックス」だからか柔らかな印象。
ドラクエを聞いて団員になったN響団員がいてインタヴューされていました!そして当時録音したメンバーは僅少。N響というと黒柳徹子さんの父親がいるのかというイメージですが団員は常に入れ替わっています。
Ⅴはちょうど私の子供の頃に流行ったシリーズで、自分達の世代は結構ドラクエ(やFF)の音楽で耳が出来上がっているな、と確認しました。
それが上の片山杜秀さんとかの世代になると映画とかになるのでしょう。
後半はついに生田どんが登場!!!!!
「アナと雪の女王」―「生まれてはじめて」(新妻/生田)は新妻さんの老練な歌声に対して爽やかな生田どんの歌声、表情の移り変わりが良かったですね!ここら辺はやっぱり女優を兼ねている感じ!
「とびら開けて」(生田/津田)の生田どんも新緑を駆け巡る渓流のような歌声で純粋。とても緊張感があって、菫のような愛らしさ。やっぱり演技を含めてすばらしいですね!
「レット・イット・ゴー」(新妻)は抜群にうまいアナ雪。凄い曲になっています。芸術的な表現力!
「塔の上のラプンツェル」―「輝く未来」(生田/津田)
はついにケミカルライトを使う曲が到来!
幽閉されたお姫様が塔からみた町の光に見立てるみたいです。
生田どんのファンが来ることを見越した、ぴったりの曲とのマッチング!
横の人を見てぼきっと折って発光させることを学びました。なるほど使い捨てなんですね。これだったら場外でNHK製のものがほかのトラブルに使われたりする可能性も無くなります。なんとすべて完璧に生田どんのためにコーディネートされているのだろう!
振るタイミングが難しいですけど、一小節に一回振るくらいなのか。
団員の方が満場のケミカルライトを観ていてきれいだった、と感想を述べられていましたけど、私はサイリウムの芸術性、というのは面白くて発展性を感じます。
生田どんは初々しい歌声とそぶりが清らかさの極み。
この世の中には何というお姫様がいるのだろうか!!!
「エリザベート」―「私だけに」(新妻)もよくわからないけど異常に感動する歌唱で圧巻。団員も総拍手でびっくりするくらい。
日タイ修好130周年ということで今年は日本でタイを大々的に展開するみたいですが、ぜひ新妻さんに曲を提供して歌ってもらうべきだと思います。
雅の鐘(J.ウィリアムズ)はどんな曲なのかと思ったら春の祭典でも始まったのかと思わせる出だし。
ヴァイオリンのざわめきが煌々とした曲で、分かりやすいメロディを排除して寿いだ感じです。
J.ウィリアムズを採用するのは、国民に親しんでもらいたいという戦後の皇室の一貫したものを感じますよね。
組曲「惑星」―「木星」(ホルスト)
の渡邊一正氏の指揮は突撃突貫と表現したいほど気合が入ったもの。曲の立体感がNHKホールの上部空間に吸われていくのがやや惜しかったですけど、良い演奏だったと思います。
最後はコンサート独特の儀式も無くぴったり定時に司会の平井さんがスパッと切って終演。
楽しかったです!!
コメント