水曜歌謡祭　その２

横山さんは容姿が抜群に良いんですけど、歌の表現力が普通以上ではないところと、踊り方にもう少し工夫できるところがあると思います。

普通の踊りとしてはこれで必要十分なんですけど、アイドルの踊りとしては改善点がある。

横で柏木さんが踊っていると色々気が付くところも。やっぱり柏木さんが上手いんですよ。前より柔らかくなっている。

すごくアイドルらしい魅せ方をした踊り方をするんですけど、そういう所を真似した方が良いかは別として、横山さんの踊りは柏木さんに比べると、じょきっじょきっとしてて、どてどてしているんですよね。

横山さんの素のままの誠実な人柄が表れているともいえるんですけど、もう少し工夫があっても良いかも。

そういうアイドルらしさがどこから来るかというと、軸がしっかりしているので浮身がかかっているんですよね。だからとても軽やかに、重力を感じさせないアイドルらしい踊りに見える。

りのさんが良くやる柏木さんの物まねで、はけるときの真似があるじゃないですか。あれがすごくわかりやすいと思うんですけど、すごく身体が浮いた感じというか、上から吊られているような動きじゃないですか。

ああいう動きになるのはしっかり浮身がかかっているからなんです。そして浮身がかかっている動きはどこか華があるので、りのさんも真似したくなるのだと思います。

そういう軽やかさは、横山さんもうまく取り入れるともっと華が出てくるのかな、とは思います。あのものまねをやってみると雰囲気がつかめるかも。

歌舞伎の人は、楽な姿勢を取っちゃいけない、というそうですけど、舞台芸術なのに、横山さんは普通に立ちすぎていると思います。

とはいえ、全般的に笑顔がとても良かったと思います！